R-15指定も納得。
瀬尾デスクが、出遅れたものを取り返すような怒涛の勢いで更新していますね。それとは何の関係もなく、映画の感想を。
見に行ったのは『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』です。
監督、ティム・バートン。出演、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン、ティモシー・スポール、サシャ・バロン・コーエン。
エグイエグイと聞いてはいましたが、ここまでエグイとは思いませんでした。
剃刀でくっぱりと喉を切り開き、血しぶきが飛び散る。はっきりと肉が切り裂かれていく様子が描いていて、、あそこを誤魔化さなかったので、よかったです。残酷な描写をすればいい、ということではなく。
物語は、「そんな簡単に!」と突っ込まずにはいられないでしょう。しかし、そういうものはミュージカルにありがちです。おいおいおい、と突っ込んでいる内に進んでいくので、あまり深く考えずに見ているだけでオーケー。ストーリーの説得力がないという批判がありそうですけど、無くていいんです、これ。
全体が灰色がかっていてダークです。しかし、ミュージカル映画にすることで、単なる血生臭い暗い映画にしていません。
意外と言ってはなんですが、予想以上にちゃんと歌っていました。メロディはキレイで、歌詞もおもしろい。
なにより、みんな歌が巧いです。映画ですから、どれだけいじったかはわかりませんが、音程は外さないし、声もぶれずにノビがありました。
ジョニー・デップも歌が巧かったです。ただ、演技という点についていえば、狂っているのか、確信犯なのか、何を求めているのかわからない(謎めいているという意味ではなく)ので、魅力はさっぱりありませんでした。
それでも、あのキャラクターはジョニー・デップじゃないと演じられなかったと思いますが。
物語自体は、ああなるかしかないよな、という哀しいお話です。気持ちが沈む人もいるかもしれません。
つくづく思うのは、ティム・バートンの映画はカップルで見に行くものじゃないですね。いや、映画好き同士なら行ってもいいんですが、デートムービーじゃないことは確か。なぜかティム・バートン映画はファンタジー=(日本では)子供・女・カップル向け、という方程式がある気がします。間違ってますよー。
ところで、仇役のアラン・リックマンは、どっかで見た、しかも悪モノで……と見ている間ずっと気になっていました。終わった後、調べて判明。『ダイ・ハード』のテロリスト役でした。20年前も現在も、いい味出してます。
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