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2007-01-10

明けてました。

 明けてました、おめでとうございます。このブログは相変わらずまったりと更新していきます。

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 新年最初の映画は『007/カジノ・ロワイヤル』でした。
 元旦に見に行ったのですが、空いているからと思ったら、席が9割埋まるくらいの盛況ぶり。街自体は空いていたんだけど、考える事はみな一緒なんですね。よほどテレビがつまらないのかな。

 出演はダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン。初の金髪ジェームズ・ボンドです。何でも欧米では先代のピアース・ブロスナンの人気が高かったせいか、彼が次のポンドだと発表されたら反発がひどく、ボイコット運動、アンチサイトも出来てしまったと聞きました。

 私も、彼が次のボンドだと聞いた時は「貧弱なボンドになってしまうなぁ」と思っていました。しかし、彼の出演作『レイヤー・ケーキ』を見て考えを改めました。これは期待できる、と。
 実際、彼のボンドデビュー作である今作が公開されたら好評で、シリーズ最高傑作とも言われています。映画評論家や「007」の原作愛読者からはダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドは最も原作に近いと評価している人もいるとか。見てから判断しないといけませんねぇ。

 物語は古典的です。(真の意味で)「007」が生まれるまでの話、と聞けば大体展開が想像できて、その通り。それは別に問題ではありません。「007」シリーズは、サスペンスや推理やどんでん返しよりも(これも期待したいところですが)、ジェームズ・ボンドが如何に事件を解決するか、が一番の見所だと思っています。そういう意味で、今作の演出はスタイリッシュ(冒頭のアニメーションが秀逸!)、セリフは粋、とかなり楽しめました。

 何より、前述のダニエル・クレイグがいいんです。紳士でワイルド、クールで皮肉屋、知的でタフガイ(死語ですかね?)、それでいて非常に人間くさいジェームズ・ボンドとなっています。
 多分、私より上の世代(私、26歳です)は未だに最高のジェームズ・ボンドはショーン・コネリーだと思っている人が多いでしょう。実際、私の父親もそう言っておりました。
 私の世代では、ショーン・コネリーは既にジジイという認識なので、若い姿を見ると、生々しくて胸焼けしそうになってしまいます。まぁこれも失礼な話ですが。個人的には先代のピアーズ・ブロスナンは紳士過ぎて物足りなかったので、ダニエル・クレイグのボンドこそ“俺達の「007」”のような気がします。

 結末は少々ビターだったけど、それも予想できたので後味は悪くないです。元旦にふさわしい映画でした。原作も読んだのですが、深みは原作の方がありましたが、ル・シッフル(敵)とのカード対決は映画の方がスリリングでした。読み比べるのも一興かと思います。

 最後になりましたが、今年も『WiLL』(とこのブログ)を宜しくお願いいたします。

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