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2006-09-25

学生時代を思い出した。

 ごめんなさい。
 開口一番謝ったわけですが、一ヵ月以上、いや二ヵ月近く書いていないわけです。いやー、時が経つのって早いですね! 私だけ書いていなかったわけじゃなくて、編集部員みんな書いていない! 責任分散! ごめんなさい。さくさくと書きます。

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 見に行ったのは『時をかける少女』です。事前情報は全くなく、何の期待もしていなかったのですが、いやはや、かなりの良作でした。

 原作はご存知、筒井康隆。40年前、1965年の作品だそうです。1965年! その時の作品が今も通じるとは、恐るべし筒井康隆。と言っても、原作というより原案みたいなもので、要素は同じでもストーリーは全然違うものになっています。新作、と思っても差し支えないでしょう。
 キャラクターデザインは貞本義行。こちらも言わずと知れた、「エヴァンゲリオン」の人ですね。

 物語は、高校生・紺野真琴があるキッカケからタイムリープ(時間移動)できるようになる。テストをやり直したり、カラオケを何度もやったり、好きな夕飯を食べるために過去に戻ったり、くだらない事ばかりに能力を使う。それを繰り返していくうちに、彼女の知らない間に、彼女とその大切な男友達二人、さらに周りの運命を変えていた。

 タイムリープというのは、よく知られているし、よく使われています。ただ、物語を収束させるのが難しいです。タイムリープに限らず、SF・ファンタジーというジャンルは、壮大な設定になればなるほどまとめるのが大変です。なんせ、「空想」の世界ですから、何でもあり。どれだけ作者の中で世界観が出来上がっているのか、もっと言えば“縛り”を作れるか、がいい作品になるかどうかのポイントだと思います。「実はこんな設定もあったんですよー」なんてやられた時にゃ、物を投げたくなりますからね。
 この作品はどうかというと、ところどころ突っ込み所がありましたし、あれはどうなっているんだろうと思う部分もありました。
 作画でいえば、ちょっと荒い部分がありましたし、演出もドタバタ過ぎだなぁと感じる部分もありました。

 が。
 んなことはどうでもいいんですよ(えぇ~)。内容がいいんですよ、これがまた。高校生の友情、恋愛、そして未来を絡めながら、後味すっきり、爽やか。
 最近のアニメにありがちな、事前知識や予備知識、解説、裏設定、萌え、などがなくて、内輪受けじゃなくて一般向けです。アニメを観ない人も問題なく見れます。もちろん、原作を読んだり、大林宣彦版の映画を見ておけば、更に楽しめます。 
 「アニメなんてしょせん子どもとオタクが見るものさ」と思っている人、「アニメはジブリしか観に行かない」という人にもお薦めです。、ジブリ以外にもいいものあるんですよ! 観ていないので『ゲド戦記』とは比べられませんが、ジブリ前作の『ハウルの動く城』なんかより、ずっとずっと面白くて感動できます。世界の映画祭にも出せばいいと思います。絶対にウケますよ。

 紛れも無い“青春”映画でした。
 観終わった直後より、少し時間が経ってからの方が胸に来るものがあります。じわじわ。“青春”という時をかけた人、かけている人、かける人、全ての人に捧げる、とてもステキな映画でした。

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5.龍さんの『ポップコーンキネマ』」カテゴリの記事

コメント

飲酒運転による事故が多発する中、
自社の田島真一記者の無免許飲酒運転事件を知りながら長期間報道せず、
記事では匿名、さらに処分は異動および停職3カ月で済ませた中日新聞、
また彼を身内のコネで入社させ、
かつ今回の事件では幹部として揉み消しを図った
田島暁中日新聞論説主幹および、
コラム「筆洗」での
「キムチは最近、寄生虫卵騒ぎで不評だが、なあに、かえって免疫力がつく」
で知られる田島力東京新聞論説委員に対して抗議する。

詳細は以下を参照のこと
http://www.tanteifile.com/diary/2006/09/17_01/index.html

投稿: 草間俊介 | 2006-10-07 07:52

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