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2006-06-22

サスペンス映画評は難しい。

 校了開け、時間ができたので映画を見に行ったら凄い人。平日なのに!? と思ったらその日は水曜日。レディーズ・デイでした。
 それにしても、映画でレディーズ・デイってどうなんでしょうか。どこか腑に落ちない。フェニミズムの団体さんは、こういうところには突っ込まないんでしょうか。腑に落ちない。

 見に行ったのは『インサイド・マン』。

 出演は、ハリウッドを代表する名優デンゼル・ワシントン! ゴッツイ顔でいい演技、クライブ・オーウェン! ハリウッド1の女優とは私のこと、ジョディ・フォスター! うーん、豪華!! 脇でウィリアム・デフォーが出ているのが、個人的にステキポイントアップ。
 錚々たるメンツの中で一番良かったのは、クライブ・オーウェンでした。彼は犯人役なのですが、殆どの時間、覆面をし、フードを被っています。「目」だけでも見えればいいのですが、サングラスをかけているので「目」も見えない。「顔」が「ない」人間の演技。雰囲気や「間」だけで演技をする。クライブ・オーウェンにとって大きな挑戦だったと思います。そして、彼は成功しました。十分すぎるほど、何を考えているのかわからない犯人、何かを考えている犯人、その場その場で犯人像を作り上げていました。

 銀行強盗が起こるところから物語は始まります。何を狙っているのかわからない銀行強盗グループの動き、解決に向けて奔走する捜査官。何かの意図があり現場に来た弁護士。この事件はどこへ向かっていくのか……。

 サスペンス映画の感想というのは難しいですね。当たり前ですが、ネタバレは厳禁。しかし、「ネタ」の部分こそ書きたいところ。うーーーーーん。
 そういえば宮台真司が雑誌で『メメント』のネタをばっちり書いているにも関わらず、どこにも「ネタバレあります」と書いていなかったので、激怒した覚えがあります。余談でした。

 いわゆる完全犯罪ものです。もはや出尽くしたかと思っていましたが、こんな新しいプロット(筋・構想)があったとは! 人間の想像力って凄いですね。

 監督はスパイク・リー。スパイク・リー?
 なんと、このエンターテインメント全開サスペンスアクション映画を監督したのが、ザ・リベラル野郎、スパイク・リーだったんです。ビックリ。
 ビックリと書いておいて何ですが、確かにスパイク・リーっぽいところは沢山ありました。この作品にその部分は余計な気がするけど、スパイク・リーなら間違いなく入れるだろう、という部分です。それが何か! と書きたいんですがそれもまたネタバレになるわけで……ああ、難しい!

 というわけで、何とも中途半端な感想になってしまいました。とりあえず、良作なのは確かです。特にセリフがいい。何でもない会話がいいと、映画全体が締まります。神は細部に宿る。

 日本でも、こういうぞくぞくするようなサスペンス映画はできないものですかねぇ……何で空回りしちゃうんだろう……。

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