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2006-06-09

6月1日 秋山晴彦さん

 マガジンハウスの写真資料室にグラビア用の写真を見に行く。途中で淀川美代子さんの席を覗く。仕事中だった。相変わらず現場で生き生きとして仕事をしている淀川さんは素敵だ。
 マガジンハウスの写真資料室はスター、芸能人の写真の宝庫。膨大な写真を一枚一枚見ていると、次々とプランが浮かんでくる。こんなこともできる、あんなこともしたい。きりがない。
 帰りにマガジンハウス本社隣の書店、新東京ブックサービス秋山さんの所に寄る。出版界切っての事情通。昔から、いろいろ教えてもらっている。
 裏の小部屋でのっけから、
「いやぁ、本も雑誌も売れないねぇ。もう知性も教養もいらない時代なんだろうなぁ。『文藝春秋』が落ちてるのも無理はないです。唯一売れてるのが『LEON』。それはそれでいいけど、あれがいちばんいいというんだから出版界もひどいことになってます」
 もっとひどい話を聞いた。
「『ダヴィンチ・コード』、初版200万部が中、小の書店には回ってこないんです。うち程度の書店でも配本ゼロ。書店の7%が、配本ゼロですよ。うちは裏から手を回してなんとか4、500冊確保しましたけど……。
 取次と出版社がこんなことやってるんだから、出版の未来は暗い……」
 それでも、店頭に立つと秋山さん、平積みされた本を眺めながら、これが売れてる、これはもうひとつ。本を愛してることが伝わってくる。
 昨年亡くなった銀座教文館の中村義浩社長といい、秋山さんといい、こういう書店人を失望させてはいけない。

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