« 4月10日 自衛隊艦上レセプション | トップページ | 「魔王」降臨 »

2006-04-17

4月14日 上坂冬子さん

 久し振りに自由が丘の上坂さんのお宅に伺う。昨年秋、卵巣がんの手術をなさってからは初めてだったが、予想以上にお元気で安心した。鮨をつまんだ後、事務所に戻り、ぼくが持参した九段、ゴンドラのパウンドケーキをペロリ。食欲も旺盛だ。(余談だが、このゴンドラのケーキ、今、若い女性に大人気だ)
 昨年秋、どうもお腹が異常に太って苦しいので、聖路加の日野原重明さんのところへ行った。
「そうしたら、まずお腹を見て、これは腫瘍が出来てるね。で、背中を見て、うん、肉が落ちてるから、これは卵巣がんだって。あのくらいになると、体型見ただけでわかっちゃうのよね」
 最近、上坂さんが出した『戦争を知らない人のための靖国問題』(文春新書)が売れている。3月半ばに出してもう4刷り7万部とのこと。
 『WiLL』5月号の書評で堤堯さんも取り上げているが、実にわかりやすく、明解に靖国問題を論じている。「論拠のはっきりした政府表明を出せ」と本の最後に胡錦濤中国首相、盧武鉉韓国大統領にあてた声明書の私案をつけているが、上坂さんらしいアイデアだ。
 この本を上坂さんは手術後、抗がん剤投与のため、入院中、10日ほどで書き上げたという。四百字詰めで約二百枚。
「なにか取り付かれたようになって、三日徹夜して書き上げたのよ。朝、看護婦さんが来て、びっくりしてた。病院で徹夜した患者は初めてですって」
 そりゃそうだろう。ふつう抗がん剤を打てばぐったりして仕事どころじゃないのに、どこからそのエネルギーが沸いてくるのか。
「その時、ベッドで食事するためのスライド式のテーブルを使ったんだけど、あれが具合いいので退院してから、買ったのよ。だけど、やっぱりダメね。アンタ、使わない?」
 と、言われてもなぁ。

|

« 4月10日 自衛隊艦上レセプション | トップページ | 「魔王」降臨 »

1.花田編集長の『今日、この人に会った!』」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/79109/9636063

この記事へのトラックバック一覧です: 4月14日 上坂冬子さん:

« 4月10日 自衛隊艦上レセプション | トップページ | 「魔王」降臨 »