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2006-03-07

プロ野球がおかしくなっていく……(1)

7日のセ・リーグ理事会で、来季からのプレーオフ実行を決めた。
また、プロ野球がおかしくなっていく……。

昭和初期の治安維持法ではないが、これはプロ野球制度の改悪ではないか、と思えるのだ。
146試合もの長丁場のペナントレースを戦って、結果、優勝をした。今まではこれで、さぁ、次は日本シリーズだ、と腕ぶしていたものが、来季からはそこに、短期決戦という魔物が棲むプレーオフが入り込むのである。

ここで質問。では、146試合のペナント・レースには何の意味があるの?
大抵の人は、プレー・オフに進むチームを決めるため、とか言うのだろう。
そんなバカな話はない。たかだか、10試合程度の短期決戦に進むチームを決めるためだけに、146試合もペナントを戦わなければならないのだろうか。そのためのペナント・レースならば、120試合をオープン戦にして、それこそ30試合だけのペナント・レースで充分だ。そのほうが、まだ納得できる。

細かい計算の話は別にして、仮に100勝46敗の1位のチーム、99勝47敗の2位のチーム、60勝86敗の3位のチームがプレー・オフに進出したとしよう。まだ、プレーオフの概要がどうなるかわからないが、昨年までのパ・リーグのプレーオフ制度を踏襲したとすれば、2位と3位のチームが最初にプレー・オフを行う。3位のチームにはペナント・レースをケガで棒に振っていたエースと主砲が合流、2位のチームは1位のチームと僅差での優勝争いをしていたために、エースと主砲がケガを押してペナント・レースに出続けたため、プレーオフには出場することができない。この結果、3位のチームがエースのフル回転と、休養充分の主砲の活躍で2位のチームを撃破して、1位のチームとの対戦に乗り込む。
満を持して迎え撃つ1位のチームだったが、こちらも終盤の激しいデッド・ヒートを繰り広げた結果、主砲とエースは疲労困憊状態で戦うことになる。疲労のため本調子にはほど遠いチームと、エース・主砲が戻り活気づくチーム。結果は火を見るよりあきらか。結果、3位のチームがプレーオフを制して日本シリーズに進出する。
これが、真に日本一を争うチームとしてふさわしいのかどうか。答えは間違いなくノーだ! もし仮に、パ・リーグの優勝チームも同じ過程で進んだとする。両リーグとも借金を背負った3位のチーム同士の日本シリーズなんてちゃんちゃらおかしい。そうなれば、アメリカはもちろんのこと、韓国や台湾どころか、野球後進国のイタリアなどの欧州勢にまで嘲笑される羽目になるのは目に見えている。

まだ時間はある。今こそ野球機構主導のもと、もう一度考え直すべきだ。プレーオフなんていう愚案ではなく、ファンのための有意義な案はもっとあるはずだ。今、これを認めてしまえば、日本のプロ野球史に最大の汚点を残すことになる。
今が、野球機構の名誉を回復する絶好の機会だ!

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