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2005-06-09

すまねぇな!

 今回はライブ評です。

 エレファントカシマシ ライブツアー"すまねえ魂 2005"  
 5.24(火)  LIQUIDROOMebisu

 まず、何が「すまねえ」なのかよく分かりません。そういうアルバムや曲があるのかといえばありません。さらに「魂」までついちゃった日には意味不明度が全開です。

 エレカシのライブは通常のロックバンドのライブに比べると、ちょっと疲れた会社員の方々が多い気がします。自分もしかり。年齢層高め。

 ライブでメンバーの入場、というのは非常に高揚感があります。が、今回はSEもなくのっそりのっそり入ってきた。高揚しないけどエレカシらしいです。
  エレカシのライブで一番スリリングなのはボーカル・宮本とバンドとのやり取り。リハやってんのか? と思うくらい宮本が自由。あるライブでは歌詞ノートを見ながら新曲を歌い、あるライブでは演奏をドラムが少しトチッタ瞬間マイクを投げつけ、あるライブでは演奏がズレっぱなしだったり。噂によると、昔は観客に拍手もさせない、聞く時は正座をさせていたらしいです。すげぇ。
 この日のバンドはハイテンション。テンション高いがエレカシの場合、客がついていけない。新曲なんていいんだけど絶叫にポカーンとしてしまいました。
 
 印象に残っているのは”昔の侍”という曲です。よく考えればこれも凄いタイトルですね。「今の侍」もあんのか? と突っ込みたくなります。
 なんか妙な展開だったということを覚えています。ラストが終わったと思ったら、もう一度歌詞を繰り返す。これはよくあるライブでの演出の一つですが、突然演奏を止めてアカペラ、ついには語りに入り、急に退場。何が意図だったのか、さっぱり分かりません。観客も唖然・失笑を通り押して大笑い。
 エレカシは、こういう不安定さが面白いです。
 
 完璧なエンターテインメントというのは、計算された演出で楽しませてくれます。それが悪いとは思いません。むしろ、好きです。しかし、不安定だからこその面白さも確実にあるはず。そういう不安定さ、不完全なものを楽しむのもまた一興です。

 エレファントカシマシはライブ会場とインターネット限定でライブCDを発売しています。タイトルは『野音 秋』と『日本 夏』。
 『野音 秋』には副題(?)で「日比谷野外音楽堂ライブヒストリー下巻 」とあります。では上巻は?とオフィシャルHPを見てみたらこうありました。
 「※尚、日比谷野外音楽堂ライブヒストリー上巻の発売については未定です。」
 ウォイウォイ。
 では『日本 夏』はどうかというと、こっちには”歴史前夜”という曲が収録されています。これは『扉』というアルバムに収録されている”歴史”という曲の未完成バージョン。どう未完成かというと、歌詞がほぼ全部鼻歌。未完成をライブで披露するのならともかく、何故にそれをわざわざ限定発売しているライブCDに収録するのか?
 エレファントカシマシ、いろんな意味で目が離せないバンドです。

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