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2005-02-01

ウキウキのキャンプイン!!

2月1日、本日は待ちに待ったプロ野球のキャンプインでございます。野球人のお正月でございます!!

いや〜、思えば昨年のプロ野球界はいろいろなことがあった一年でした。今思えば、昨年の年初に起こった近鉄のネーミングライツ騒動、あれが激動の一年を暗示していたのかもしれませんね。近鉄とオリックスの合併に始まり、球界再編問題、史上初のスト突入、新規球団参入、ドラフトに関わる裏金の存在、それに伴うオーナー3人の辞任、ドラフト改革問題、FA、ポスティング、契約更改のトラブルなどなど、暗いニュースばかりに包まれた1年でした。これらのことに言いたいことは山ほどありますが、キャンプインの初日でもありますし、1回目でもあるので、明るい話からしていきましょうか。

キャンプというのは不思議なもので、どこのチームも本当に強そうに見えるのですよ。それはやはり、まだペナントレースも始まっておらず、勝敗に関係なく、いいところばかりしか見えてこないからでしょう。まぁ、逆説的に言えばこの時期に強そうに見えない、悪いニュースしか飛び込んでこないというチームは悲劇的としかいえないと言うことなんだろうケド……。
で、この時期、毎夜のスポーツニュースに一喜一憂する毎日。「今年のイチ押しはこの選手だ!」なんてニュースを聞くと、「こいつは今年はヤリそうだな、ムムム……」と眉間にシワを寄せながら、お手製の選手名鑑に赤ペンで“要注意マーク”を記し、危機感を募らせつつも、まぁでもまだコイツは若い!なんて、余裕をかましてみる。
また、「ピンチ! エース(主砲)が故障で戦線離脱!」なんてアクシデントが入れば、「ヨシッ! 今年はいけるんじゃないの〜〜」とほくそ笑みながら、名鑑に青ペンで×(バッテン)を刻み、とかなんとか言いつつ開幕には間に合うんじゃないの〜とか文句を言いつつも、たぶん無理でしょうと判断して、喜色満面の笑みを浮かべてみる。
こんなことを毎日やりながら、1カ月を経過すると、自分なりの戦力分析ができて、そこから順位予想へと移るわけです。ただし、このキャンプの分析はあまり当てにはならないのである。そこが野球の難しいところなんですがね。

さて、昨年の暗い球界のニュースを吹き飛ばすべく、今年ワタクシが期待する12球団のダイヤモンドの原石をご紹介いたします。今年のキャンプでも、是非この選手たちに注目してみてくださいませ。

最初はやはり、ワタクシの愛するジャイアンツの原石です。
内海哲也(投手・23歳)背番号26【敦賀気比高─東京ガス(2003年自由枠)】
ホント、この投手イチ押しです。ケガなくキャンプを過ごせればローテーションに食い込んでくるはず。いやむしろ、我慢して今年はこの投手を使って欲しい。昨年のデビュー時には、辛口なコメントで好評の豊田泰光氏(西鉄黄金時代の遊撃手。中西太氏と並び、野武士野球の象徴ともいえる名選手)が『週刊ベースボール』に連載している「オレが許さん!」のコーナーで、絶賛されていた。

お次は、ダルビッシュでも注目される北海道日本ハム。
須永英輝(投手・20歳)背番号13【浦和学院高(2003年2巡目】
昨年、高卒ながら早くも一軍の先発マウンドに上がり、実力の片鱗を見せた。彼のよさは、適応力。浦和学院高時代も、甲子園で敗退するたびに課題を見つけ、それを克服してきた。先発陣が手薄なチーム事情から、今年はローテーションに加わる確率は高そう。スタートをうまく乗り切れば、二ケタ近く勝てるはず。

3年連続最下位からの浮上を目指す、牛島新監督率いる横浜は、この和製大砲。
吉村裕基(内野手・21歳)背番号31【東福岡高(2002年5巡目】
ルーキー時からその潜在能力は高く評価されていた。一昨年は高卒ルーキーながら一軍でプロ初アーチを架けると、昨年も順調に成長の跡を見せた。ウッズが抜け、長打力低下が懸念される打線の中で、数少ない和製大砲候補として首脳陣の期待は大きい。同ポジションには村田修一、種田仁とライバルは多いが、この選手がブレイクすれば、向こう10年は4番の心配はいらないだろう。

就任1年目でみごと日本一に輝いた、伊東ライオンズはこの男。
涌井秀章(投手・19歳)背番号16【横浜高(2004年1巡目)】
基本的にはルーキーはあまり紹介したくない(プロでの実績がなく、伸びしろがわからないので)のだけど、この投手を紹介しないわけにはいかないので、推します。昨夏、ダルビッシュらとともに甲子園を湧かせた剛腕投手。高卒ルーキーながら西武黄金期を築いた潮崎哲也(昨年引退)の背番号を継承されたように、首脳陣の評価も高い。MAX148キロのストレートだけではなく、多彩な変化球も操り、早い時期の一軍昇格もありうる。松坂が早ければ今オフにもメジャーに移籍するため、松坂二世として期待も大きい。現時点では、ダルビッシュよりも期待値は大きい。

経営権譲渡で資金が潤沢になり、巻き返しをはかるソフトバンクは、ポスト井口。
明石健志(内野手・19歳)背番号36【山梨学院大附属高(2003年4巡目)】
一昨年のドラフト直前に、ダイエー(当時)のドラフト戦線に浮上した隠し玉的存在として、注目された。俊足・巧打・好守の内野手として、メジャーに移籍した井口の後釜としての期待が大きい。昨年は早くも一軍を経験し、その能力の高さを発揮した。やや細身の身体に体力が付けば、有力なライバルが存在しないため、レギュラーを獲得しても不思議ではない。

今年もオレ流で球団初の連覇を目指す中日は、元甲子園のアイドル。
森岡良介(内野手・21歳)背番号45【明徳義塾高(2002年1巡目)】
御存知、2000年夏の全国大会優勝を果たした明徳義塾の内野手。ルーキーイヤーの一昨年は、一軍で安打も放ち、更なる飛躍が期待された昨年だったが、やや壁にぶちあたった感があった。今年は外野守備にも挑戦するなど、立浪二世の実力開化が待たれる。井端、荒木のキーストンコンビの壁は厚いが、今年はまず、スーパーサブとしての地位を確立したいところ。

ボビー復帰二年目で、期待が大きい千葉ロッテはこの選手。
西岡剛(内野手・21歳)背番号7【大阪桐蔭高(2002年1巡目)】
昨年後半は一軍に定着し、レギュラークラスの働きを披露した。今年は完全定着といきたい。俊足・巧打に細身ながら長打力も併せ持った、将来のスター候補生。昨年は、今江とともにヤングマリーンズの象徴として、チームを引っ張った。小坂に翳りが見えはじめている時期だけに、今年は最高のチャンス。自主トレでは、同じ大阪出身で背番号7、内野手でスイッチヒッターと何かと共通点の多い、松井稼頭央(メッツ)と一緒に過ごし、大いに刺激された。

派遣奪回を目指す背水の岡田阪神は、親子鷹の投手。
田村領平(投手・21歳)背番号56【市立和歌山商業高(2002年8巡目)】
75年のドラフトで1位指名され大洋に入団した田村政雄投手を父に持つサラブレッド。年々、順調に成長しており、今年は一軍定着が期待される。課題だった制球難も克服し、ストレートのMAXは147キロまで伸びた。あとは経験を積むだけ。キャンプでアピールし、オープン戦で結果を残していきたいところ。まずは、中継ぎで実績を積んでいきたいところ。井川二世として期待も大きい。

来季の古田監督案も出ている、ヤクルトは早大四連覇に貢献したこの外野手。
青木宣親(外野手・23歳)背番号23【日向高─早稲田大(2003年4巡目)】
鳥谷(阪神、由田(オリックス)らとともに早稲田のリーグ四連覇に貢献した、ファイブツールが魅力の外野手。昨年はイースタンで首位打者を獲得、今年は一軍でのレギュラー争いに挑戦する。若松監督が明言したように、レギュラーが確約されているのは左半分のみ。稲葉がFAで抜けたとはいえ、レギュラー獲得は決して楽ではない。守備と足では他の候補者よりも群を抜いているだけに、アピールしていきたいところ。

新生オリックス、仰木マジックで輝く原石はこの投手。
阿部健太(投手・21歳)背番号48【松山商業高─近鉄(2002年4巡目)】
ルーキーイヤーの一昨年終盤、一軍デビューを果たしローテーションに定着、更なる飛躍を期待された昨年だったが、2年目のジンクスにドップリと浸かってしまった。原因は、自信が過信に変わったこと。伸びのあるストレートとキレのある変化球で勝負する姿は、岩隈二世を彷彿とさせる。昨年スランプに陥った原因のひとつでもあった投球フォームを、松山商業高時代のものに戻してリベンジを図る。合併余波で環境が変わったことも吉と出るはず。

今や長い低迷期に入ってしまった広島。昨年の嶋のようなニューカマーが出るか。
尾形佳紀(内野手・27歳)背番号4【日大藤沢高─日本大─ホンダ(2003年4巡目)】
ルーキーイヤーの昨年は、まずまずの成績を残した。外野も兼任した昨年から、今年は内野手一本に絞り、シーツの抜けた遊撃手のポジション取りを狙う。ライバルは数多くいるが、走攻守の安定感を考えれば、この尾形が筆頭候補だろう。盗塁王を狙えるだけの脚を持つだけに、一番に定着できれば伝統の赤ヘル野球復活への起爆剤となる。課題は、ケガをしないことだけだ。

最後は、良くも悪くも注目される楽天。
坂克彦(内野手・20歳)背番号53【常総学院高─近鉄(2003年4巡目)】
一昨年の全国大会で優勝した常総学院出身の期待の若手。高校時代から定評のあった打撃と守備はプロに入ってからも衰えを知らず、さらに磨きがかかった。高校時代には主将も務めるなど、リーダーシップも兼ね備えており、将来の主軸として期待がかかる。今年は新規参入一年目ということで、実績のない若手が食い込むことは難しいかもしれないが、逆にベテランが多いチームだけに、息切れしたときにチャンスを掴めば、一気に定着できる。名将・木内監督の最後の教え子だけに、木内イズムの伝道師としてもその存在は大きいはず。

以上、長々と書き連ねました。これを参考に、キャンプを御覧になってはいかがでしょうか?

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